令和3年度
■ 事業報告
地域社会を取り巻く環境の変化により、福祉ニーズが多様化、複雑化しており、社会福祉法人においては、これまで以上に公益性の高い事業運営が求められています。
また、福祉サービスに対する需要の増大や利用者本位の質の高い福祉サービスの提供が求められており、福祉人材の確保が極めて重要な課題となっています。
社会福祉法人恵済会では、経営組織のガバナンスの強化や事業運営の透明性の向上などを進めるとともに、働く環境の整備や職員の処遇改善などにより、人材確保に努めています。
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症のまん延により、職員や利用者の毎日の検温をはじめ、マスクの着用、手洗い、アルコール消毒等の感染防止対策を講じるとともに、鏑泉苑では入所者家族等への面会禁止や利用者の制限などを行い、こども園では行事の簡素化や保護者への協力依頼などを実施しました。
しかし、感染防止対策を講じたにもかかわらず、令和3年度の後半には、鏑泉苑、こども園ともに、利用者及び職員にコロナ感染が広がってしまい、利用者の家族をはじめ、関係する多くの方々にご心配をおかけしました。
このような中においても、それぞれの施設においては、感染防止対策を講じることを第一義にしながら事業を実施しました。
鏑泉苑においては、利用者の介護では、ハード、ソフト面でも充実した良いケアがなされるとともに、職員の処遇改善や資質向上に向けた研修等も行ってきました。
しかし、福祉教育として、例年実施してきた職場体験学習やボランティア体験学習の受け入れ、看護学校学生の「福祉施設体験」研修などは、コロナ禍のために実施できませんでした。
桜こども園たかせ、杜こども園たかせの両園においては、幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ幼保連携型こども園として運営を行うとともに、保育環境の整備や保育士の資質向上に向けた研修等に取り組みました。しかし、コロナ感染防止の観点から子育て支援事業については事業を縮小、休止せざるを得ませんでした。
社会福祉法人恵済会としては、新型コロナウイルス感染症対策に取り組むとともに、それぞれの施設が協調しながら、各種の行事を実施し、地域の皆様に愛される施設運営に努めてきました。また、当法人の理念や運営、活動に対するご理解をいただくため、ホームページやブログなどの広報活動を展開しました。
■ 決算報告書
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■ 監査結果報告書
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■ 定款
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■ 公表役員名簿
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