事業報告

令和5年度

 地域社会を取り巻く環境の変化により、福祉ニーズが多様化、複雑化しており、社会福祉法人においては、これまで以上に公益性の高い事業運営が求められています。
 さらに、利用者本位の質の高い福祉サービスの提供が求められる中で、利用者の確保及び福祉人材の確保が極めて重要な課題となっています。
 社会福祉法人恵済会では、経営組織のガバナンスの強化や事業運営の透明性の向上などを進めるとともに、働く環境の整備や職員の処遇改善などにより、人材確保に努めてきました。

 令和5年度は、新型コロナウイルス感染症対策として、各施設ともマスクの着用や手洗い、アルコール消毒等を励行してきました。
 鏑泉苑では、入所者家族への面会の工夫等を行ってきましたが、ユニットにおいてコロナ感染症に感染した入所者が出てしまいましたので、感染対策等を講じた上でサービスを提供しました。また、ハード面、ソフト面において充実した介護に努めるとともに、職員の処遇改善や資質向上に向けた研修等を行うとともに、看護学校学生の「福祉施設体験」研修なども実施することができました。
 しかし、利用者数の低迷や介護・看護職員の確保が大きな課題となっています。そのため、介護ロボット等の導入支援事業を活用し、介護職員の負担軽減や労働環境の改善の一助としました。利用者や介護・看護職員の確保については、引き続き積極的に取り組んでいきます。
 また、桜こども園たかせ、杜こども園たかせの両園においては、感染症防止策を講じた上での行事の開催や保護者への協力依頼などを実施し、幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ幼保連携型こども園としての運営を行うとともに、保育環境の整備や保育士の資質向上に向けた研修等に取り組みました。
 ここ数年は、少子化の影響もあり、園児数の確保が厳しい状況となっていますので、充実した子育て支援事業を開催し、こども園に親しみを持ってもらうとともに、園の特色や魅力の周知を図っています。

 社会福祉法人恵済会では、今後とも、新型コロナウイルス感染症対策に配慮しながら事業を展開するとともに、それぞれの施設が連携、協調しながら、各種の行事を実施し、地域の皆様に愛される施設運営に努めていきます。また、当法人の理念や運営、活動に対するご理解をいただくため、ホームページやブログなどの広報活動を展開しています。

■ 決算報告書

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■ 監査結果報告書

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■ 定款

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■ 公表役員名簿

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